利尿剤での尿酸値上昇とARBによるクレアチン(GFR)の上昇を実体験した話

今回は実体験したお話です。デットストック解消のために残っている薬に処方変更してもらった結果、尿酸値やクレアチニンの数値が悪化してしまいました。添付文書にある通りの結果に。たまたまの結果かもしれませんが反省も踏まえて記録に残しておこうかなと思い記事にしました。

今までのお話

血圧は決して高すぎるわけではないのですが境界値なので早めに服用をしていました。個人的に血圧は low is better と考えているのでまあ飲んでおこうと。

尿酸値は家系的なものもあるのか若いころから高値なのでずっと飲んでいました。

服用としては

アムロジピン5mg 1錠

アロプリノール100mg 1錠

これに中性脂肪も高いのでサプリ感覚でロトリガも処方してもらい服用していました。個人的には中性脂肪目的でなくEPA・DHA摂取目的です。

この服用で一応血圧は130/85くらい、尿酸値はギリギリですが7前後でコントロールしていました。

薬を変更してみた

ずっと上記で安定していたのですがカデチアLDという薬がデッドストックで残っていまして・・・

期限切らすのがもったいなかったんで処方変更してもらって飲み始めたんですよね。アロプリノール、ロトリガはそのまま併用です。

カデチアLDは配合剤(カンデサルタン4mg、ヒドロクロロチアジド6.25mg)です。

まあ高圧目的だし、それほど高くないからどれも変わらないでしょ?って感覚でした。

個人的な考えで利尿剤は尿酸高い人には向かないんだよなぁ、けどまあいいかってくらいは考えていました。

実際変更してからトイレの回数が多くなったなくらいの感覚がありました。仕事中に普段より2~3回多くトイレに行きたくなる感じですね。

ちなみに血圧計は壊れていしまい家での測定はしていませんでした。

服用約1月で健康診断したら

約ひと月くらい飲んだ後に健康診断があり血液検査などがあったんですが

まず血圧が下がっていました。これは上下もするんですが、今回は110/70くらいに。あら?

”思っている以上に下がってるな”って思いましたが、まあ血圧は変動もするし、低い分にはいいでしょって。

そして血液検査の結果、尿酸値が8.1に上昇。あらぁ・・・。

やっぱり利尿剤はまずかったのかなぁと反省。高圧目的の利尿剤は少量なのでここまで影響があるとは思っていませんでした。

そしてこれ以上に驚いたのがクレアチニンとeGFRの悪化でした。

以前の検査ではギリギリではあったものの正常値だったのが、クレアチニンが1.1に上昇。eGFRも60を切ってしまっていました。血液検査による数値なので他にも原因があるかもしれませんが、これっておそらくカンデサルタンの影響だと思うんですよね。

カリウムの上昇は気にしていたのですが、今回検査での数値は確認してませんでした。利尿剤とで打ち消してるのかな?

単純に腎機能が悪化している可能性ももちろんありますが・・・。

腎機能は気にしてなかったので盲点でした。

今後に生かそう

ということで・・・

この経験は仕事に生かせそうですね。利尿剤での尿酸値上昇、意外と高尿酸治療薬と利尿剤の併用ってあるんですよね。心不全の場合などは利尿剤を減らしにくいですが降圧目的の場合は積極的に数値を確認して処方変更依頼してもいいかもしれませんね。

ARBでのクレアチニン上昇、eGFRの低下はあまり気にしていませんでしたがこれも注意なのがわかりました。ロサルタンなどは腎保護で使うことも多いので検査値の確認や説明で役に立ちますね。

今後の自分薬剤選択は・・・。純粋に腎機能悪化もありえるので今後の生活や治療も考えないとですが。

アロプリノールは若いころから飲んでいたのでそのまま飲んでいましたがこの機会にフェブキソスタットに変更してもらうのがいいかなぁ。

確実に利尿剤は外したほうがいいですね。アムロジピンに戻してもらう方がいいかな?降圧効果がいいのであればこのままARBでもいいのか?うーん。

とりあえず腎機能の数値が改善してほしいからアムロジピンかなぁ。

年取ってくると健康問題が出てきますね。そのぶん患者の気持ちに寄り添えますがw

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